
皆さん、こんにちは!
将来のお金のことに漠然とした不安を感じていませんか?「老後2000万円問題」なんて聞くと、ますます心配になりますよね。でも大丈夫!会社員の方なら「企業型確定拠出年金(企業型DC)」という、将来のお金の不安をなくすためのとっても心強い制度があるかもしれません。
あまり知られていない制度ですが、実はとってもお得で、賢く使えば将来の資産形成に大きく役立ってくれるんです。今回は、この企業型DCについて、ポイントを絞って分かりやすくご紹介しますね!
企業型DCは将来の自分へのプレゼント!
企業型DCは、会社が毎月お金を積み立ててくれて、それを私たち従業員が自分で運用していく年金制度です。日本の年金制度における「3階部分」にあたり、公的な年金(国民年金、厚生年金)だけでは足りないかもしれない老後資金を補う役割を果たしてくれます。
例えるなら、会社が老後のための資金を貯めるお手伝いをしてくれるようなものです。
知らなきゃ損!3つのすごい税金優遇
この制度がなぜこんなにお得かというと、たくさんの税制優遇があるからなんです。
- 積み立てたお金は「非課税」! 毎月積み立てるお金は、給与から天引きされますが、この金額分は所得としてカウントされません。つまり、その分、所得税や住民税が安くなるんです!給料が上がったわけでもないのに、手取りが増えるのと同じ効果が得られます。これは本当に大きいですよね。
- 運用して増えたお金も「非課税」! これが企業型DCの最大の魅力と言っても過言ではありません!投資で利益が出た場合、通常は20%以上の税金がかかります。でも、企業型DCなら、この運用で得た利益には税金が一切かかりません。もし100万円の利益が出たら、通常なら約20万円が税金で引かれてしまいますが、企業型DCなら丸々100万円が自分の資産として残るんです。
- 受け取る時も「税金優遇」! 積み立ててきたお金を将来受け取る時も、税金が優遇されます。退職金として一括で受け取る場合は「退職所得控除」、年金として少しずつ受け取る場合は「公的年金等控除」という制度が適用されます。積み立てる時も、増やす時も、受け取る時も、ずっと税制優遇があるなんて、本当にすごいですよね!
運用商品の選び方:手数料をチェックしよう!
企業型DCには、たくさんの運用商品があります。定期預金のような元本確保型と、投資信託のような価格変動型です。
選ぶならたくさんの商品の中から、特に手数料の低い「インデックスファンド」を選ぶのがおすすめです。手数料が0.2%未満の「全世界株式」や「先進国株式」のファンドなどを選ぶと良いでしょう。なぜなら、手数料は少しずつでも確実に資産を減らしてしまうからです。できるだけコストの低い商品を選んで、効率よく資産を増やしていきましょう!
iDeCoとどう違うの?併用できるの?
iDeCoも個人で積み立てるお得な年金制度ですが、企業型DCと併用できるかどうかは、会社の制度によって異なります。基本的には併用可能ですが、「マッチング拠出」という制度を利用している場合は併用できません。更にidecoは給料を貰った手取りから運用しますが企業型DCは給料を受け取る前の金額で運用できるので社会保険料が安くなるメリットがあるからです。
運営手数料を自分で負担するiDeCoに比べて、企業が手数料を負担してくれることが多い企業型DCの方が、よりお得に利用できることが多いです。
項目 | 通常型の企業型DC | 選択制DC |
加入 | 企業の規約に基づき、原則として対象となる従業員は全員加入となります。 | 従業員が加入するかどうかを自分の意思で選択できます。 |
掛金 | 企業(会社)が全額を拠出します。従業員の給与から天引きされることはありません。 | 従業員の給与の一部を「ライフプラン手当」などの名目で拠出するか、給与として受け取るかを選択します。 |
掛金の追加 | 企業が拠出した掛金に、従業員が追加で掛金を上乗せする「マッチング拠出」が可能です。 | 拠出を希望する従業員が、自身の給与から毎月一定額を掛金として拠出します。企業が追加で掛金を上乗せすることはありません。 |
2024年12月には法改正も!
朗報です!2024年12月から法改正があり、企業型DCとiDeCoの併用がさらにしやすくなる予定です。これまでiDeCoに加入する際に必要だった事業主証明書が不要になるなど、手続きもぐっと簡単になります。
まとめ:将来のために今から行動しよう!
企業型確定拠出年金は、賢く使えば将来の大きな味方になってくれます。 もしあなたの会社にこの制度があるなら、この機会にぜひ内容をチェックしてみてください。そして、税制優遇のメリットを最大限に活かすためにも、手数料の低いインデックスファンドなどで積極的に運用していくことをお勧めします。
将来のために、今から少しずつでもできることから始めてみませんか?
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